令和三年度 本部事業のご案内
なせば成る・・・コロナとともに前進の年に
理事長 中西 康神
いよいよ新年度の始まりです。
一年余りに亘って続いたコロナ禍も、先月21日の緊急事態宣言解除により、
新たな段階に移ってまいりました。
昨年度は、さまざまな事業が中止や延期となり、会員の皆さまには長期にわたる教室の中止が続き、
大きな不安の中での毎日であったこととお察し申し上げます。
本部としても、事態の深刻化に伴い度重なる事業の見直しを迫られるなど、
皆様には大変なご迷惑やご心配をおかけしてまいりました。
しかし一方では、困難な状態にありながらも、五行歌吟詠集の公募による制作、DVD夏季吟道大学講座、
オンライインによるリモート理事会、オンライン中日詩吟交流大会、オンライン賀詞交換会等、
すべてに前向きの姿勢で取り組んだ結果、新たな可能性が芽生えた年でもありました。
なせば成る・・・の先人の言葉を実感しながら前進しています。
さっそくですが、去る3月6日の理事会において、今年度の本部事業につき検討が行われ、
次の通り決定しましたので、お知らせいたします。
会員の減少傾向にコロナ禍が加わる中、経費削減及び費用対効果を考慮した内容となっています。
コロナ禍の一刻も早い終息を願いつつ、今年度も皆様とともに前進してまいりたいと思いますので、
ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
(記)
一、日本吟道全国大会と日本吟道名吟大会は、併せて秋に開催する。
従来それぞれ春と秋に開催してきた日本吟道全国大会と、日本吟道名吟大会を、
併せて11月19日(金)に、東京・江戸川総合文化センターで開催します。
二、日本吟道青少年全国大会&壮心の集いと、全国吟詠コンクール決選大会は、併せて来春に開催する。
従来は3月下旬に開催してきた日本吟道青少年全国大会&壮心の集いと、全国吟詠コンクール決選大会を
併せて、3月25日(金)に東京・かつしかシンフォニーヒルズで開催します。
日本吟道青少年全国大会&壮心の集いは午前中に実施
青少年大会は令和元年度、二年度の2年連続で休止となったため、
令和3年度に限り夏に日本吟道青少年サマースクールを開催の予定です(日程、会場は検討中)
日本吟道全国吟詠コンクール決選大会は午後に実施
決選大会への出場者数は従来の105名から60名に変更になります。
地区予選の入賞者数は次の通り。
北海道(1)、東北(2)、北関東(3)、埼玉(9)、千葉・茨城(9)、東京(10)、神奈川・山梨(8)、
北陸(5)、中部(3)、三重(2)、中国(1)、西部九州(3)、南部九州(4)計60名。
地区別予選会については、地区代表者からの案内をお待ち下さい。
(注)昨年はコロナ禍により全国吟詠コンクールを中止したため、令和2年度の吟士権者は誕生しないこととなります。
三、五行歌吟詠集制作記念発表会を秋に開催する。
昨年秋に予定されていながら、コロナ禍のために延期にとなった表記大会を、
9月29日(水)に開催します。
今回は、来賓として吟界各流派の代表者を始め、歌謡界から作曲家の浜圭介氏も来場の予定です。
四、創始総裁・祖宗範(40年・25年)周年墓参を秋に実施する。
例年は渡辺家主催で行われる墓前祭ですが、5年に一度の周年墓参の祭は、学院主催で広く会員の皆様にも
呼びかけて執り行い、終了後はなおらいの会も開催します。(詳細案内は6月頃の予定)
五、指導者の本格育成のため、「吟道普及実践教室・至誠塾」を新設する。
全国の公認団体代表者から推薦された指導者(30名程度)を、責任をもって預かり、
毎月定期的(2回)に本部ホールで講習を行い、2年間で吟道普及の先鋒となる確かな人材を
育てることを目的とした、本格的な指導者育成機関の新設に向け、9月開講を目指し準備中です。
遠隔地の方には、オンライン受講やDVD教材による通信指導体制も検討中。
詳細については所属団体代表者にご確認ください。(4月上旬に案内文書送付予定)
六、その他の事業について
日本吟道夏季大学講座
会場を江戸川区・タワーホール船堀に変更。DVD教材を充実させ、オンライン受講を受け付けるなど、
受講者の増加に努めます。
地区別公認団体代表者会議
昨年度中止になった地区については今年度実施の予定。
定時総会、指導者育成推進講習会、新春賀詞交換会、新世紀の吟詠研究会は従来通り実施。正会員吟道大会は中止します。
(以上理事長室)