会員の皆さまへのメッセージ
令和2年4月15日
公益社団法人 日本吟道学院
理事長 中西康神
連日の新型コロナウイルス関連報道に、全国の会員の皆さまには先の見えない不安の
毎日をお過ごしのことと存じます。
4月7日に緊急事態宣言が発令され、私たちはいよいよ肚を決めて感染防止を
徹底し、自覚ある自粛生活を強いられる事態となりました。
しかし、発想を変えてみると、こんな時代に遭遇した私たちは、人類史上稀に見る
貴重な存在と言えます。この度の自粛要請を、プラス思考で、突然降って湧いた
「休暇」と受け止めてみませんか。人生に二度とないこの貴重な時間をどう過ごすか、
今しかできない、今だからこそやるべき何かが、だれにもきっとあるはずです。
それを見つけて実行してみましょう。これまでの自分を見つめ直し、新しい生き方を
発見するチャンスとなることは間違いありあません。
創始総裁渡辺龍神先生が遺された言葉に、「これで良し」という名言があります。
すべての出来事は必然があって起こる。すべてを「これで良し」と潔く受け止め、
その上でどう対処するか・・・という姿勢が大切だというものものです。
今の私たちは、まさに胆力を問われる試練の時であると言えます。
コロナ戦争終息後、社会が大きく変革することは歴史の示す通りであります。
この長期戦の日々をどう過ごすかであなたの人生も、大きく変ります。
「あなた一人一人が出番!」。
深呼吸(腹式呼吸)をして肺の換気をすることが、感染症に有効であるという
大変心強い説があります。人間には自ら治癒力を高め、病気を防ぐ仕組みが備わっているというもの。
まさに『今こそ詩吟』なのです。『3蜜』を避けての『青空詩吟』など、
ストレス解消と普及につなげる《ピンチはチャンス》であると居えます。
吟道普及が厳しい昨今、コロナ問題が重なり、ますます困難な状況下ではありますが、
全会員が一丸となって『吟道普及:Go GOo shigin』との確信のもと、冷静な判断と
柔軟な発想、着実な行動で、この難局を乗り切ってまいりましょう。
必ず訪れる終息の日に向け、皆さまと元気な笑顔で再開できる日を楽しみに、
互いに前向きに進んでまいりましょう。それまでの間、長い自粛生活をチコちゃんに
叱られないように大切に過ごしてまいりましょう。
令和2年度》上半期(4月~9月)の主要事業のご案内
1、定時総会/役員他少人数での開催に変更、。正会員大会は中止。日本吟道5月号でご案内。
2、日本吟道夏季大学講座/開催方法を変更して実施。詳細は日本吟道5月号でご案内。
3、日本吟道全国吟詠コンクール地区予選大会/現在のところ10月25日(日)の決選大会は
実施の予定。このため地区ごとに独自の方法で代表者を選抜することになっています。
4、指導者育成推進講習会/全地区ともに開催は下半期。詳細は日本吟道7月号でご案内。
5、日本吟道壮心地区大会及び地区一般講習会/地区ごとに異なります。
6、創立40周年記念誌/6月までに完成し、7月上旬に会長先生宛て送付の予定です。
7、新教材の発刊について/「五行歌吟詠集100」(仮称)、
及び「百人一首吟詠集」のCD集第2弾(25作品入り)は8月1日に発刊予定。